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「切らない治療」という甘い言葉の罠
最近、気持ちにカラダが付いて行かず困っている大阪肛門科診療所 肛門科女医で専門医・指導医の佐々木みのりです。 今日は、よくある患者さんの勘違いについてのお話しです。 手術件数を誇る医師や医療機関が多い一方で、患者さんサイ
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授乳中の手術、当院では一時断乳してもらいます
子供が好きな院長の佐々木巌です。 自分では子供好きと思っていますが、「単に精神年齢が子供と同レベルなだけ」という噂もありそれも否定できません(苦笑) 当院にも時々妊婦さんや授乳婦さんが受診されます。 当院では妊婦さんは手
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同じ考えで治療する医師の紹介について
かつて「標準治療以外は悪」と信じていたことがある(笑)院長の佐々木巌です。 最近このブログでは、メール相談の話題が多くなっていますが、今回もまたメールで頂いた相談に対する私の考えを書きたいと思います。 ご相談の内容はタイ
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痔の早期手術の危険性 〜手術は痔の予防にはならない〜
なんにでもすぐに熱くなってしまう佐々木みのりです。 先月、超大手の週刊誌から広告のお誘いが来ました。 この手のお誘い、うちの診療所だけじゃなく他の先生の所にも行っているようで、本当に多いんですよ。 (本当に肛門専門でやっ
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痔の手術が少ない肛門科です
当院は健康保険の効かない自由診療の肛門科です。 だからというわけでもありませんが、手術件数は少ないです。 入院手術は数ヶ月に1回しかやっていません。 なぜ数ヶ月に1回しか入院手術をやらないのか? それは、そんなに手術希望
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自由診療の肛門科医として私たちが磨いてきた技術
院長の佐々木巌です。 当院は自由診療です。 健康保険が効きません。 日本のような素晴らしい健康保険制度のある国で、自由診療のみだなんて非常識な医療機関であることは自覚しています。 そんな非常識な医療機関がなぜ生き残ってこ
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当院受診でメリットの多い患者さん、少ない患者さん
(2019年5月6日加筆修正) ここ数年は夏でも長袖を着ている院長の佐々木巌です。 当院は健康保険の効かない自由診療です。 診療費は保険診療に比べて高額です。 初診の方の診察代は3万5千円くらい、お薬代は別に頂戴していま
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肛門科は痔が治ったら患者さんが通って来なくなる所です
昔は病弱で、しょっちゅう医者にかかっていた佐々木みのりです。 私は医者になってから最初の4年間だけ皮膚科医をしていました。 皮膚科には慢性疾患が多く、たくさんの患者さんが定期的に、ずーっと通ってきておられました。 アトピ
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「痔のせいで便が出にくい」のではなく、便が出にくいから痔になったんですよ
実は子供は4人欲しかった佐々木みのりです 患者さんのよくある勘違いをブログのタイトルにしました。 大きないぼ痔や見張りイボ、肛門ポリープなどがあると、それが邪魔をして便が出にくいと思い込んでいる人がいます。 だから それ
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痔を治すのに通院はどれくらい必要なのか?
(2020年9月28日加筆修正) 関西の女性医師の中で最初に肛門科専門医・指導医を取得した佐々木みのりです。 当院は設立が明治45年(1912年)。 創立100年を超えています。 今では当たり前の国民皆保険