実は基礎を極めるのが、一番むずかしい

現代医療では新しい知識や技術は古いやり方よりも優れているように見なされていますが、私たちはむしろ、昔ながらの古い知識を完全にマスターすることが患者さんを救うための一番の近道だと考えています。新しい治療技術のほとんどは古い知識=基礎の積み重ねから生まれるのですから、すべての技術の本質は基礎にあると信じています。私たちは、これからもたゆまず基礎を磨いてゆきたいと考えています。

佐々木 巌

大阪肛門科診療所 院長。 平成7年大阪医科大学卒業。大学5年生の在学中に先代の院長であった父が急逝(当時の名称は大阪肛門病院)。大学卒業後は肛門科に特化した研修を受けるため、当時の標準コースであった医局には入局せず、社会保険中央総合病院(現 東京山手メディカルセンター)大腸肛門病センターに勤務。隅越幸男先生、岩垂純一先生、佐原力三郎先生の下で3年間勤務、研修。平成10年、院長不在の大阪肛門病院を任されていた亡父親友の田井陽先生が体調不良となったため社会保険中央総合病院を退職し、大阪肛門病院を継承。平成14年より増田芳夫先生に師事。平成19年組織変更により大阪肛門科診療所と改称し、現在に至る。

<専門医資格・指定医資格>

日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病専門医
日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病指導医(ⅡB領域=肛門科領域)

女性の肛門科専門医・指導医 佐々木 みのり

元皮膚科医という異色の経歴を持つ肛門科専門医。現在でも肛門科専門医の資格を持つ女性医師は20名余り。その中で指導医の資格まで持ち、第一線で手術まで担当する女医は10名足らず。元皮膚科医という異色の経歴を持つため、肛門周囲の皮膚疾患の治療も得意とし、肛門外科の医師を対象に肛門周囲の皮膚病変についての学会での講演も多数あり。
「痔=手術」という肛門医療業界において、痔の原因となった「肛門の便秘」を直すことによって「切らない痔治療」を実現。自由診療にもかかわらず日本全国や海外からも患者が訪れている。大阪肛門科診療所(旧大阪肛門病院)は明治45年創立の日本で2番目に古い肛門科専門施設でもあり日本大腸肛門病学会認定施設。初代院長の佐々木惟朝は同学会の設立者の一人である。
2017年10月には日本臨床内科医学会において教育講演を行うなど新しい便秘の概念を提唱。

•1994年 大阪医科大学卒業。大阪大学医学部皮膚科学教室入局。以後、阪大医学部付属病院、大手前病院、東京女子医大などで皮膚科医として4年間勤務
•1998年 皮膚科医から肛門科医に転身
•1998年7月 女医による肛門科女性外来を開設(日本初)
•2007年 日本大腸肛門病学会認定 日本大腸肛門病専門医(Ⅱb)取得(関西の女医で初、全国で6人目)
•2011年 日本大腸肛門病学会認定 日本大腸肛門病指導医(Ⅱb)取得(関西の女医で初)

メディア
読売新聞、神戸新聞を始め「25ans(ヴァンサンカン)」「Hanako」「COSMOPOLITAN」「SAVVY」「Domani」などの女性誌、「寿」「安心」などの医療雑誌に取り上げられる。また「おはよう朝日です」「ワイドABCで〜す!」「おはようパーソナリティ道上洋三です!」などのメディア出演多数あり。「これカラダ」や「ウートピ」にも監修記事多数あり。

<専門医資格・指定医資格>

日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病専門医(関西の女医で初)
日本大腸肛門病学会認定大腸肛門病指導医(ⅡB領域=肛門科領域)(関西の女医で初)

セラピードッグ ラブ

大阪肛門科診療所のマスコット兼セラピードッグ。本来はセラピードッグとして躾けられたわけではなく、ただの飼い犬。ある日ふとした気まぐれからセラピードッグとしての才能を見いだされ、認定を受ける。その後は日々患者さんを癒やす。「他の犬は怖いけれど、ラブちゃんだけは大丈夫。」「初めて犬に触りました。」など賞賛の声多数。まさに生まれながらの癒やし犬。

<経歴>

2012年7月生まれ 男の子
日本アニマルセラピー協会認定 セラピードッグ

学会での業績

2018年9月
講演
(依頼発表)
第10回奈良肛門疾患懇談会「肛門の皮膚疾患」
2018年5月
講演
徳島県臨床内科医会
「かかりつけ医に是非知って欲しい 下剤の効かない出口の便秘とお尻のトラブル」
2018年3月
論文
日本臨床内科医会会誌
「知っているようで知らない便秘とオシリの話
〜教科書にも書いてない肛門科医が診ている便秘〜」
2017年10月8日
講演
第31回日本臨床内科医学会 教育講演
「知っているようで知らない便秘とオシリのはなし
〜教科書にも書いてない肛門科医が診ている便秘〜」
2017年7月29日
講演
第60回東海肛門疾患懇談会で特別講演
「皮膚科学的見地を取り入れた肛門皮膚疾患の見方・治し方
〜原発疹と続発疹を見分ける〜」
平成29年度懇談会開催のお知らせ
2016年11月27日
講演
第22回日本抗加齢美容医療学会(mbf)にて講演
「お尻と便秘と美肌と私」
2016年11月19日
発表
第71回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表
「糞線虫症を有する再発痔瘻の一症例」
(佐々木みのり、佐々木巌、米川正夫、増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌 第69巻抄録号2016年10月・第71回学術集会抄録号 A246ページ
2016年10月30日
講演
門真市薬剤師会で講演
「痔になる人とならない人は何が違うのか?〜オシリの便秘について〜」
2016年10月8日
講演
第67回中四国肛門疾患懇談会にて特別講演
「肛門皮膚病変とその背景にある患者の習慣」
平成28年度懇談会開催のお知らせ
2016年4月20日
講演
なにわDoctor’s Network第113回4月例会にて講演
「教科書にもない肛門科医が診ている便秘〜肛門科の裏話〜」
主催者ブログ該当回
2015年11月29日
講演
第1回女性医師肛門疾患勉強会(JKB)にてミニレクチャー「肛門周囲皮膚疾患」
2015年11月14日
発表
第70回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表「肛門科診療におけるTREの試み」
(佐々木みのり、佐々木巌、米川正夫、増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1-10号)第68巻
第9号2015年9月・第70回学術集会抄録号801ページ
2015年11月14日
発表
第70回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表
「肛門科診療におけるドッグセラピーの試み」
日本大腸肛門病会誌(年間1-10号)第68巻
第9号2015年9月・第70回学術集会抄録号800ページ
2015年11月13日
発表
第70回日本大腸肛門病学会学術集会
パネルディスカッションでパネリストとして発表
「結婚・出産後に肛門科医に転身し、専門医・指導医を取得した女医の話」
(佐々木みのり、佐々木巌、米川正夫、増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1-10号)第68巻
第9号2015年9月・第70回学術集会抄録号
2015年10月27日
講演
堺市医師会内科医会学術講演会にて講演
「知っているようで知らない便秘とオシリのはなし
〜教科書にも書いてない肛門科医が診ている便秘〜」
2015年10月17日
発表
第37回六甲肛門疾患研究会で発表
「過剰衛生による肛門周囲の皮膚障害
『過剰衛生症候群』について」
2015年3月14日
発表
第190回大腸肛門病懇談会にて発表
「17年間の肛門診療で私が経験した肛門皮膚疾患のすべて」
2015年2月21日
司会
第102回近畿肛門疾患懇談会にて司会(佐々木巌)
2014年11月15日
発表
第101回近畿肛門疾患懇談会にて発表「裂肛の治療成績」
(佐々木巌、佐々木みのり)
2013年11月16日
発表
第68回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表
「行き過ぎた衛生習慣による肛門皮膚障害」
(佐々木みのり、佐々木巌、米川正夫、増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1-10号)第66巻
第9号2013年9月・第68回学術集会抄録号902ページ
2013年11月15日
発表
第68回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表
「性行為を介さない肛門ヘルペス」
(佐々木みのり、佐々木巌、米川正夫、増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1-10号)第66巻
第9号2013年9月・第68回学術集会抄録号774ページ
2013年9月7日
発表
第61回中四国肛門疾患懇談会にて発表「ⅡL痔瘻に対する上皮温存式切開開放術」
2013年2月16日
発表
第96回近畿肛門疾患懇談会にて発表「セックスを介さないSTD?!」
2013年1月31日
講演
8回広島県肛門疾患懇談会にて特別講演「肛門そう痒症並びに肛門皮膚疾患」
2012年
講演
「肛門周囲の皮膚疾患の診かた」について講演
2011年
発表
第90回近畿肛門疾患懇談会にて発表「肛門周囲の皮膚疾患」
2010年
発表
第65回日本大腸肛門病学会
「術後皮垂から発生した尖圭コンジローマ様皮疹を呈した乳房外Paget病の一例」
(佐々木みのり,佐々木巌,米川正夫,増田芳夫,根津理一郎,長谷川順一)
日本大腸肛門病会誌(年間1―10号)第63巻
第9号2010年9月・第65回学術集会抄録号635ページに抄録あり
2010年
発表
第65回日本大腸肛門病学会学術集会
「多様なニーズに応える痔核治療法の選択」
(佐々木みのり,佐々木巌,米川正夫,増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1―10号)第63巻
第9号2010年9月・第65回学術集会抄録号692ページに抄録あり
2010年
発表
第65回日本大腸肛門病学会学術集会にて
史上初の肛門科の女医によるシンポジウムが開催され「女性外来の問題点」
2010年
発表
第65回日本大腸肛門病学会学術集会にて発表
「肛囲ヘルペス,尖圭コンジローマと膿瘍前壁の壊死を伴った
HIV 陽性・再発複雑痔瘻の一症例」
(佐々木巌,佐々木みのり,米川正夫,増田芳夫)
日本大腸肛門病会誌(年間1―10号)第63巻
第9号2010年9月・第65回学術集会抄録号634ページに抄録あり
2007年
論文
尖圭コンジローマに合併した bowenoid papulosis の1例
(佐々木みのり 佐々木巌 他)日本大腸肛門病学会雑誌 60巻(2007)1号
▶尖圭コンジローマに合併したbowenoid papulosisの1例
2005年
論文
肛門掻痒症に対するステロイド外用剤漸減療法の試み(佐々木みのり 佐々木巌 他)
日本大腸肛門病学会雑誌58巻(2005)6号
▶肛門〓痒症に対するステロイド外用剤漸減療法の試み
▶こう門そうよう症に対するステロイド外用剤漸減療法の試み
2004年
論文
HIV感染者に発症した Fournier 症候群の1例
(佐々木 巌,佐々木 美礼,根津 理一郎,井上 善文)
1996年
論文
メルケル細胞癌
(小林 美礼,倉知 貴志郎,井上 千津子)
1996年
論文
全消化管にポリポーシスを認め、大腸癌を合併した Cowden 病の1例
(小林 美礼,倉知 貴志郎,井上 千津子,瀬尾 雄二,土居 幸一郎)
  • 痔の治療

    治療の第一歩は正しい排泄から。痔の原因となった排泄を直すことから始めます。

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  • 痔を予防するには?

    痔は排便習慣の結果です。毎日スッキリ完全に排便することが痔を予防するために一番大切だと考えています。

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  • 痔と女性の関係

    当院は1998年7月に日本で初めて女医による女性専用の診察時間である「女性のための診察時間」を設置。以来何万人もの女性の痔の悩みに答えてきました。

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  • 大阪肛門科診療所について

    「できるだけ手術をしなくて良いように一生懸命手を尽くす。しかし、いざ手術になったら本当に良い手術を提供できる。」これが理想の肛門診療だと考えています。

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