セラピードッグのラブです
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(2019年5月14日加筆修正)
初めまして。
ボクは診療所で働くセラピードッグのラブです。
日本アニマルセラピー協会から認定を受けているセラピードッグです。
ボクは2012年7月に奈良県生駒市のブリーダーさんの所で生まれました。
生まれたときの写真だよ↓
今年7歳になります。
生後2ヶ月までブリーダーさんの所で大切に育てられ大阪にもらわれて来ました。
犬のようちえんとの出会い
大阪にもらわれてきたボクは、所構わず四六時中吠えていました。
環境が急に変わって不安だったんです。
困り果てたお父さんとお母さんが「犬のようちえん」の先生に相談し、ボクは生後4ヶ月の時に犬のようちえんに入園することになりました。
ボクは怒られたり叱られたりするのが苦手でした。
でも犬のようちえんの先生は決して怒ったり叱ったりしませんでした。
でも、キャンキャン鳴いていると誰も全く構ってくれません。
吠えれば吠えるほど知らんぷりをされ無視をされました。
吠えることに疲れ果ててちょっと黙ってみたら、みんながボクのほうを見て褒めてくれたんです!
あれれ?
そうだったのか!
今までボクの方を見て欲しくて
ボクに構って欲しくて
一生懸命、声を出して呼んでたのに
声を出さないで居ると
みんながボクの方を見てくれるんだ!
それにね
吠えるのをやめてみて気付いたんだ。
吠えるのってスゴクしんどいんだって。
吠えれば吠えるほど自分でもワケが分からなくなってパニックになってたんだって。
黙ってると疲れないし、みんながニコニコしてボクをかわいがってくれます。
だからボクは吠えることをやめました。
ストレス?
溜まりませんよ。
キャンキャン吠えることの方がエネルギーを消耗するし疲れますから。
ボクはいつも心穏やかで幸せです。
セラピードッグになれちゃった
ボクは診療所の中に住んでます。
だから時々、患者さんと会うことがありました。
そうしたら患者さんたちがスゴク喜んでくれたんです。
ボク、何もしてないのに、撫でてくれたり抱っこしてくれたり、たくさんの人にかわいがってもらえました。
だけど患者さんと触れ合っていくためには資格がいるそうで、資格を取ることにしました。
日本アニマルセラピー協会の理事長さんがボクを見に来られました。
ボクはどんな人でも大好きだから、いつものようにシッポをフリフリしてコロンと寝転がってお腹を見せたら優しく撫でてくれました。
いくつかの条件があったけど、ボクは全部クリアーしていて、試験に合格してセラピードッグとして認定されました。
ボクが生後10ヶ月の時でした。
これが認定の時の写真だよ↓
日本で(世界で?)初めて? 手術室に入る犬
ボクの仕事は患者さんの不安を和らげることです。
診察室では緊張した患者さんが入ってくると分かります。
いつもはカゴの中で寝ていることが多いんだけど、すごく大変そうな人が入ってくると立ち上がります。
あ、それだけじゃなくて、ボクのことをかわいがってくれる人やよく見かける人の時も起きて挨拶してるよ。
診察室では患者さんが泣き出すことも多いので、ボクはいつも待機しています。
時々、犬が苦手な人や犬がコワイっていう人もいるんだけど、ボク、絶対に吠えたり噛んだりしないから、ボクだけは大丈夫って言う人が結構いるんだよ。
そしてボクが一番活躍する場所が手術室なんだ。
手術の時はボクが患者さんの目の前に居て励ますんだよ。
でもね、犬は1日の半分を眠って過ごす動物なので、患者さんがリラックスして安心したのが分かるとボクの仕事は終了だから眠っちゃうんだよね。
決してサボってるわけじゃないんだ。
必要なら起こしてくれてもいいんだけど、みんなやさしいからボクの寝顔を見て、撫でているだけで充分癒されるから大丈夫ってボクを起こさないんだ。
でね、あんなに緊張してガチガチだった患者さんがね
気付くと手術中、ボクと一緒に眠ってるんだよ!
しかもボクと同じ表情をしてね(笑)
あ〜良かった!ってボクも嬉しくなるよ♡
1日中仕事をしてると、さすがにボクも疲れるので途中で寝ながらさせてもらっています。
寝てるときでも全然触ってもらっていいので、どうか遠慮しないで触って下さいね。
コンサートやTRE教室、マイルドサージにも参加してるよ♪
この診療所はね
とっても変わった肛門科なんだ。
お父さんとお母さんは学生時代からずっと音楽をやっていて、入院患者さんのためにコンサートをしてるんだ♪
しかもお父さんとお母さんが演奏するんだよ!
お父さんがBassとVocal、お母さんがVocalを担当してるよ。
ピアノはね、音大のむっちゃピアノの上手い藤関さんっていう人が弾いてるんだ。
ボクはね
お母さんとおんなじくらい藤関さんのことが好きなんだ♡
初めてピアノやベース、お母さんの大きな歌声を聴いたときは大音量にビックリしたんだけど、今ではピアノの下で眠りながらバンドの練習にも付き合ってるよ。
コンサートの時は患者さんに抱っこしてもらったりしてかわいがってもらってるよ♡
患者さんたちがコンサート中に涙を流すこともあるから、ボクはまた活躍するんだ。
でもね、つらい涙じゃなくて感動したり嬉しかったりして流す涙だからボクもアタフタしたりしなくてすむんだ。
また診療所では広くて気持ちのいいエクササイズルームでTRE教室やマイルドサージって言うセルフケアエクササイズもやってて、ボクも一緒に参加してるんだ♪
ボクも体を伸ばしたり、みんなの動きの真似をするんだよ。
時々、エクササイズルームが室内ドッグランになってしまうこともあるんだけど、患者さんたちが喜んでくれるので、ボク、はしゃいで走っちゃうんだ。
一緒に鬼ごっこしようって誘ってるんだけど、みんな分かってくれないんだな〜
これからもドッグセラピーを続けます
ボクはただの犬じゃなくてセラピードッグという職業犬。
だから仕事の時は仕事モードになるんだ。
だけどずっと仕事モードだと疲れちゃう。
時々はボクも普通の犬に戻りたい。
そんな時はドッグランに行ってお友だちと思いっきり走ったり遊んだりするんだ。
そうやって息抜きしながら、ボクの体と心が元気な間はずっとセラピー活動を続けます。
これからもたくさんの患者さんの癒しになれれば嬉しいです。
犬が苦手な人がボクを通して犬のことを知ってくれれば嬉しいです。
時々ボクもブログを書きますから皆さん、応援よろしくお願いします!
ラブでした。
元皮膚科医という異色の経歴を持つ肛門科専門医。現在でも肛門科専門医の資格を持つ女性医師は20名余り。その中で指導医の資格まで持ち、第一線で手術まで担当する女医は10名足らず。元皮膚科医という異色の経歴を持つため、肛門周囲の皮膚疾患の治療も得意とし、肛門外科の医師を対象に肛門周囲の皮膚病変についての学会での講演も多数あり。
「痔=手術」という肛門医療業界において、痔の原因となった「肛門の便秘」を直すことによって「切らない痔治療」を実現。自由診療にもかかわらず日本全国や海外からも患者が訪れている。大阪肛門科診療所(旧大阪肛門病院)は明治45年創立の日本で2番目に古い肛門科専門施設でもあり日本大腸肛門病学会認定施設。初代院長の佐々木惟朝は同学会の設立者の一人である。
2017年10月には日本臨床内科医学会において教育講演を行うなど新しい便秘の概念を提唱。