
「ああ、なんという心配りか」 私はそのさりげない気配りにただただ感心し、教えられた気がしました。 術後のすがすがしい朝のひとときでした。

ズボンは太股の下の方まで真っ赤になってしまい、 見るに見かねてキャディさんが、「お身体大丈夫ですか?」と一言。 その人は「大丈夫」と言ってプレー続行。 同じ痔主の先輩(?)の姿を見て、そのうち私もこうなるかもと思い、手術を決意しました。 みんな痛くないとか快適とか書いてある。 「ははん、みんなサクラやな!」 悲しいことに最初に行った医者への不信感がこういう答えを導きだしたのです。

手を握っていてくれた看護婦さん、心強かったです。 オペの最中、先生はお茶でもしながらするような質問を私にされました(私の心の中:せ、せんせい集中してください…)。 これは、安心させる為だったのですね。 部屋へ戻るとき、また涙がポロポロ。

手術当日 一番痛かったのが、手にした点滴です。 でも、麻酔がとれて、トイレに行くとき、貧血でたおれてもどしてしまったのがビックリしました。 2日目 麻酔が完全に取れて、朝食・昼食もバリバリ食べてしまいました。 はじめてのお通じも、薬にたよりすぎなく出たのでで良かったです。 3日目 今日もお通じがあったけど、出血してしまい、おしりが痛かった。 でも、昼から松坂屋でぶらぶら(服買っちゃった)。 朝の診察の時、15日に退院と言われ、すごくうれしかったです。あと2日、がんばるぞー!

主人の両親にこの病院の事を話したところ…… ・保険がきかない病院なんておかしい!! ・もぐりだ!! ・インターネットで見つけた病院なんて…だまされてる!! ・大きな病院に行きなさい!! とこんな感じ… 「関西病院ランキング」という本の肛門科で、大肛は Best 10 に入っていました。 それで私は、この病院!!って、自信をもってました。 資料を全部読んだからなのか、それとも私の(涙の?)手紙が効いたのか…… 納得したから、早く手術の日決めてもらいなさいって。

人生で最もつらい激痛を味わいました。 私は看護婦さん3名に押さえつけられ、まずは局部麻酔(激痛10段階中いきなり9度)、次に切開(激痛度ヒートオーバー)、次に膿出し(激痛度ヒートオーバー)。 あまりの痛さに点滴も逆流し、看護婦さん1名をふっとばしてしまいました。 しかし、ジローくんは、私のお尻にまたも激痛をもたらそうと頑張って成長していたのです。 そして、術後から11ヶ月が過ぎる頃、また対面してしまったのです。 私は時間をかけて対策を練り情報を集めて、大阪肛門病院の門をたたく事にしました。 院長先生の診察を受け、正直びっくりしました。 なんとわかりやすい説明なんだ。