裂肛とは肛門についたキズです。

裂肛のキズの炎症がすぐ外側の皮膚に及んで腫れて、でっぱりを作ります。このでっぱりを見張りイボと呼びます。奥に隠れた裂肛からピョコンと顔を出す見張り番のように見えることからそう呼ばれます。逆に肛門科医にとっては、外に見張りイボがあれば内側には裂肛があるはずだ、と裂肛を探しだすヒントになります。

見張りイボができる段階まで慢性化した裂肛は治りにくく、手術の対象と考えるのが一般的な見解で、当院も以前はそのような治療方針でしたが、近年は出残り便秘®(注)の治療で改善するケースも多数経験した結果、手術が必要なケースはむしろ少数だと考えるようになりました。

従って当院では現在、まず出残り便秘®(注)の治療を試して、それで治らないケースに限り手術を提案する、という方針です。いわゆるいぼ痔(=痔核)と間違われて手術まで受けているケースも多数経験しましたが、痔核の治療ではほぼ効果なし、裂肛を治療しないと痛みは治りません。

詳細は以下のリンクをご覧ください。
> 切れ痔(裂肛)について
> 「いぼ痔」だと思ってたら「切れ痔」だったという勘違い、すごく多いです
> いぼ痔とよく似た肛門の病気

(注)出残り便秘®は病状説明のため考案した当院の造語であり、医学用語ではありません。他の医療機関では通用しませんのでご注意ください。
> 出残り便秘®・鈍感便秘®について

大阪肛門科診療所