Amebaブログ「みのり先生の診察室」2017年6月の人気記事

(2018年10月12日加筆修正)

むっちゃ暑がりで汗かきで夏が嫌いな夏生まれの 大阪肛門科診療所 肛門科女医の佐々木みのりです。

Amebaブログからこちらに引っ越してきてから2ヶ月が経過しました。

引っ越してからは全くAmebaの方は更新していません。

にもかかわらず毎日8000前後のアクセス数があります。

2017年6月の1ヶ月間の総アクセス数は 202,927 アクセスありました。

ブログ村ランキングにも参加しているのですが、医師 人気ブログランキング(PVアクセス順)でまだ上位にいました↓

医師 人気ブログランキング

全然更新してないのにすごいPV数です。

それくらいたくさんの人に読んでもらってるんでしょうね。

1000記事以上ありますし、私にとっても貴重な財産です。

どんな記事が読まれているんだろうと調べてみた結果、今までと違う結果になっていたのでちょっと驚きました。

今までずっと最も読まれていた記事はこれ↓

食べたらすぐに便が出る?! 食べたらすぐに便になる?!

今回は今までと全然違う結果になりました。

最も読まれた記事は「それ、便が漏れてるんじゃないですよ」

それ、便が漏れてるんじゃないですよ

患者さんが「便漏れ」を主訴に受診されて本当に肛門のしまりがゆるくて「便失禁」という診断になるケースは大阪肛門科診療所では非常に少なく、大部分が「ニセ便失禁」でした。

原因は「出残り便秘®だったり、ただの洗い過ぎ「温水便座症候群」だったりして、肛門には全く異常が無い、しまりも悪くない、痔すらない・・・というケースが多く、きっと同じようなことで悩んでいる人がいるに違いないと思って書いた記事だったのですが、この記事を書いてから、同じような症状の患者さんが続きました。

ある意味、ブログの記事と実際の患者さんの動きが一致するため、ブログの記事を解析することは実際の診療に備えることにもなっていて、日々、チェックをしているのですが、すごく参考になりますね。

この便漏れに関する内容を新たにまとめ直して記事にしました。

こちらに詳しく解説してるので是非読んで下さい↓

便が漏れてる? 〜下着の汚れ〜

第2位は「子供が痔?!」

小さなお子さんでも便秘をすれば肛門のトラブルは発生します。

だから痔に年齢は関係ありませんが、子供がなりやすい痔があるのは事実。

こちらもアクセス数が多いので、新しいブログで詳しくまとめ直しました。

是非読んでみて下さい↓

子供の痔 〜基本的に手術はしない〜

第3位は「トイレに行ってオシリを拭く度に便が付く?!」

トイレに行ってオシリを拭く度に便が付く?!

これも「ニセ便失禁」と共通することなのですが、患者さんが問診票に書かれたことや診察室で患者さんが話されたことを、そのままタイトルにすることが多いです。

患者さんの言葉は実際に悩んでいることをズバリ表す「ナマの言葉」だから、伝わりやすいし、私なんかが考えるよりずっとずっと的確に症状を言い当てています。

肛門を拭くことって排便のあとだけじゃないんですよね。

おしりに何かトラブルがある人は、トイレに入る度に気になるから肛門も拭いているようです。

そこで拭いた紙もチェック。

すると

便が付いてる!!
なんで?!😱

となるわけです^_^;

キレイに洗ったのに・・・
ちゃんと洗えてないのかな😰

と、またそこで温水便座で洗浄・・・

何度も何度も肛門を洗っている人も多いですね。。。

拭き方が悪いわけでも、ちゃんと洗えてないわけでもなく、ただ便が残ってるだけという人が多いです。

ちゃんと出し切れてないから紙に便が付くんです。

まだ肛門の中に残ってるから温水便座で洗うとチョロッと便が出るんです。

便通を直さずにどんなにキレイにしようとしても何も解決しないどころか、拭きすぎ洗い過ぎで肛門がどんどん荒廃していきます。

だからちゃんとスッキリ出し切るようにしてくださいね。

第4位は「『見張りイボ』は『イボ痔』じゃないですよ」

「見張りイボ」は「イボ痔」じゃないですよ

この記事は「見張りイボ」という突起物があることを、たくさんの人に知って欲しいと思って書きました。

なぜならセカンドオピニオンで受診される患者さんの多くが「見張りイボ」を「脱肛」と診断されて手術を勧められていたからです。

つまり患者さんだけでなく医師さえも間違うことが多いという証拠でもあり、肛門科だけは専門にしている医師にかかってほしいと強く思ったきっかけでもあります。

また悲しいことに、既に手術を受けてから受診されることも多いのが、この「見張りイボ」。

当然、これだけ切除しても中の切れ痔(裂肛)は治ってないので、何度切除してもまた出来ます。

その度に手術を繰り返し受けている患者さんも多く、手術しても治らない痔・・・というイメージと絶望感をもって受診されています。

専門外の医師に伝える術がないので、患者さんに向けて情報を発信しようと思って始めたブログ。

私一人の小さな叫びでは何も変わらない

そう思ってあきらめることは簡単ですが、それでも、一人でも誰かに伝われば・・・と信じて始めたブログでしたが、おかげさまで本当にたくさんの人の目にとまり、たくさんの人に読んでもらって、すごく大変だったけど毎日頑張って書いて良かったな・・・と思いました。

これからも新しいブログに引っ越して、またゼロからのスタートとなりましたが、コツコツと地道に情報発信を続けたいと思います。

ご縁のある人にだけでも伝われば嬉しいです。

人との出会いも、必要な情報に出会えるのも「ご縁」だと思うので、広くたくさんの人に・・・というよりも、私たちの情報や技術を必要としている人に伝わればいいな・・・という思いで書いています。

万人を救うことは出来ないし、私たちの力で救える人は限られていると思うので、私たちの力量に見合った人を患者さんにしなければ、結局、役に立てないし、役に立てないと喜んでもらえません。

どんな商品もサービスも、お客さんの役に立って喜んでもらってなんぼ

だと思っているので、常に、自分たちの診療が患者さんの役に立っているのか、患者さんに喜んでもらっているのか、患者さんを笑顔に出来ているのか、を問い続けています。

それが出来ているうちは大丈夫なんでしょう。

それが出来なくなったら、あるいは、私たちでなくてもその役割を果たせる人が出て来たら、私たちは役目終了、この仕事を辞めようと思っています。

毎日毎日、そんなことを考えながら仕事をして生きています。

話が大きくそれましたが、本当に多いんです。

「いぼ痔」だと思ったら「切れ痔」だったという勘違い。

必要の無い手術を受けて欲しくないので是非読んで下さい↓

「いぼ痔」だと思ってたら「切れ痔」だったという勘違い、すごく多いです

第5位は「下痢じゃなくて便秘ですよ」

下痢じゃなくて便秘ですよ

これも患者さんのよくある勘違いです。

何度も便が出る
出始めの便が硬くて、それが出た後は軟便

という便通の人が「自分は下痢だ」と思っておられるのですが、診察すると肛門や直腸に便があって、ただスッキリ出せずに便が残ってるだけ・・・というケースです。

このような場合、出始めの便が硬くて切れ痔(裂肛)を繰り返すので、肛門科や内科で酸化マグネシウム系の薬マグミットマグラックスなど)を処方されて毎日内服されている人が多く、薬のせいで下痢になっていることも多いです。

薬をやめたら便通が治った!

と言われることもしばしばあります。

必要の無い下剤や軟便剤を飲んでいる人が本当に多いですね。

問題は出口(肛門)にあるのに、おなか(腸)に効く薬を飲むからおかしなことになるんです。

毎日便が出ていてもスッキリ出ずに中に便が残っていたら便秘だと私たちは考えています。

そこを解決せずにどんな治療をしても便通も整わないし、おしりも良くならないです。

治療の第一歩は正しい排泄から。

あなたは正しく排泄出来ていますか?


診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
右側の服を着ている犬がラブです🐶
夏は犬にとっては散歩出来る時間が限られます
暑いとアスファルトが高温になってヤケドしてしまうんです(;。;)

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