患者さんの体験談・感想がホームページやブログに掲載できなくなる?!

(2018年10月15日加筆修正)

娘の進学先が決まってホッとしている大阪肛門科診療所 肛門科女医で専門医・指導医の佐々木みのりです。

久々のブログ更新です。

アメブロの時のようにもっと気楽に気さくに書けたら毎日更新出来るのですが、新しいブログは設定が何かと大変で、1つの記事を書いてアップするのに3時間近く、いや記事によったら3時間以上かかってしまいます😢

なのでまとまった時間がないと、なかなか書けません😖

毎日楽しみに読んで下さっていた患者さん達にごめんなさいです🙇🏻

このオフィシャルブログも、私が最初に始めたAmebaブログ「みのり先生の診察室」も、大阪肛門科診療所に来られた患者さんの声から生まれたものでした。

もっとこの情報を早く知りたかった

手術を受けてしまう前に来たかった

私と同じようなことで悩んで苦しんでいる人がきっと他にもたくさんいると思うので是非情報発信を!

という患者さん達の熱い声に押されてホームページに患者さんの声を掲載し、業者さんにお願いして作ってもらうホームページとは別に自分たちの言葉で、いつでも気軽に発信できる媒体としてAmebaブログを始めました。

実は私のブログは不適切な手術や注射療法、必要のない手術をしている専門外の医師に対する憤りと怒りが根底にありました。

そんなネガティブな負の感情をぶつけてはいかんやろ・・・

と葛藤し、をれを昇華させるよう努力して情報発信をするよう心がけてきました。

必要のない手術を受けて苦しむ患者さんを一人でも減らしたい

手術を受けてしまう前に立ち止まって考えて欲しい

そう願い、私のような小さな者の声なき声を届けてきました。

ブログは一方通行なので受け手の反応も分からず、本当に必要な人に伝わっているのかどうかも手応えがなく、どこに向かって誰に書いているのかを明確にしなければ情報を発信し続けることは困難です。

幸い、ブログを読んだ患者さんが実際に診察に来られて「ブログに救われた」とおっしゃってくださるので、私たちも努力と苦労が報われた気持ちになり、書く勇気を頂きました。

またアクセス解析を見て、こんなブログにリンクを貼られていることも発見しました↓

内痔核ジオン注射(ALTA療法)手術を受けてわかった本当の痛み

ジオン注射を受けられた患者さんが個人で書かれているブログのようですが、私たちのブログのことを「正直、手術前に読んでおきたかった。。。。」と書かれていました。

うちの患者さんではありませんが、この記事を読んで切ない気持ちになりました。

私たちがもっと影響力のある医者で、ブログが広く認知されていたら・・・と思いましたね。。。

まだまだ頑張らないと。

50年以上前からあった患者さんの体験談ノート

大阪肛門科診療所は1912年創立なので今年で106年

激動の時代を生き抜いてきた施設です。

私たちがこの施設を継承したのが1998年。

その当時にも既に患者さんが自由に書き込めるノートが病棟に置いてあり、手術を受けて入院されている患者さんが治療体験記を詳細に書いておられました。

それを外来患者さんにも広め、今のアンケート用紙を渡すようになりました。

書く書かないは患者さんの自由です。

でもほとんどの患者さんが書いてくれます。

しかも表裏ビッシリ・・・。

そこには痔歴が詳細に、まるでストーリーのように書かれていて、私たちに対する感謝の言葉もありますが、むしろ痔で悩める人へのメッセージが込められていました。

これをブログに載せたら同じようなことで悩んでいる人の役に立てるのではないか?という提案を頂き、始めたのが「痛くないよ 痔の手術」というFC2ブログでした。(現在は削除しました)

患者さんが書いて下さったアンケート用紙を編集せずそのまま全部掲載し、私たちからのコメントを入れるようにしていたのですが、作業が大変なので私たちのアメブロに掲載することにしました。

私たちが発する言葉よりも、痔で悩み苦しんだ患者さんのナマの言葉は説得力があり多くの人の心に響いたでしょう。

おかげさまで人気ブログとなり、たくさんの人に読んで頂きました。

患者さんアンケートは待合室のファイルに

ホームページが広告規制の対象になり患者さんの体験談については「誘因性が認められないもの」に限り掲載できることになりました。

「誘因性があるかどうか」判断の基準は明確にされていません。

従って誘因性と判断されかねない表現については随時、削除・訂正していきます。

書いて下さった患者さんには申し訳ないのですが、法律で決められたことですので従わなければなりません。

体験談をブログに掲載したら患者さんから「私の感想を載せて頂いてありがとうございます!」とお礼を言われることが多く、いやいや、お礼を言うのはこっちでしょ!とツッコミを入れましたが、本当に皆さん、喜んで下さったんですよ。

ありがとうございました🙇🏻

皆さんから頂いたメッセージはちゃんと別の形でブログで反映していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします👃🏽

患者さんが書いて下さったアンケート用紙はコピーしてファイルにし、待合室に置いてあります。

苦情も含め、すべてファイルしてありますので是非ご覧下さい。

診察が終わった後、しばらく残って読んで帰られる患者さんもおられます。

遠慮なさらず滞在して下さって結構です👌🏽

お尻のことで悩める人の助けになるようなブログにしたい

ホームページは診療所の案内パンフレットですが、ブログは私たちの「思い」を届けたい気持ちで始めました。

痔に関する誤った情報があまりにも多く、それによって必要のない手術を受けて苦しんでいる患者さんや、専門の先生を探し求めてさまよっている患者さん、誰にも相談できず一人で悩んで人生まで暗くなっている患者さんをたくさん診てきて、もっと痔や肛門のことを知って欲しい、ちゃんと専門の先生にかかってほしい、そう思って情報発信を続けてきました。

まだまだ私たちの力不足で多くの人に認知されておらず、

やっと見つけた
もっと早く出会っていたかった

と涙を流される患者さんも多いです。

ブログには実際に私たちの診察室で繰り広げられている様々な患者さんのナマの声、ストーリーを書いています。

どれか一つでも、ちょっとした何かでも、読む人の救いとなり、ちゃんとした治療を受けられるきっかけになれば嬉しいです。

何も大阪肛門科診療所を受診しなくてもいいんです。

私たちの所へ来て!って言いません。

だってあなたの近くにも、まじめに良心的に肛門の医療をやっている専門の先生が居るはずだから。

まずは保険診療でそういう先生を見つけて受診して欲しい。

そして声を大にして言いたい。

痔の多くは手術をしなくても良くなります。

手術が必要な痔は非常に少ないです。

手術件数を誇っている、手術件数の多い肛門科が専門の優良なクリニックとは限りません。

手術や症例の数に踊らされず、メディアの情報を鵜呑みにせず、あなた自身の目でしっかりと情報を取捨選択し、実際に受診して、1軒の肛門科で手術を言われてもその場で決めず、もう1軒でも2軒でもいい、別の先生の目も通して欲しい。

もしかして同じお尻なのに診断や治療が全然違うかもしれないから。

受けてしまった手術を無かったことにすることは出来ません。

切りすぎた肛門を元に戻すことも出来ません。

どうか後悔のない治療を受けられることを願っています。


診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
右側がラブです🐶
年明けくらいから毛がはえてきたんですよ!
ご心配をおかけしていますが元気です💪

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