痔やお尻のトラブルで悩んでいる人に確かな情報を伝えたい

(2019年5月14日加筆修正)

初めまして。

痔の治療を専門に100年以上、明治45年創立の老舗肛門科である大阪肛門科診療所(旧 大阪肛門病院)の副院長、佐々木みのりです。

この度、診療所の公式ブログとして新たにこのサイトを立ち上げました。

人知れず痔や肛門、お尻のことで悩める人の役に立てたら・・・

との思いで2013年12月にAmebaブログ「みのり先生の診察室」という個人ブログを始めました↓

みのり先生の診察室

おかげさまで1日のPVが約1万という人気ブログとなり、たくさんの人の目に触れることとなりました。

院長もAmebaで個人ブログを時々書いています↓

大阪肛門科診療所 佐々木いわお院長ブログ──『過ぎたるは及ばざるにしかずだよ、佐々木君』

二人の内容が重複することもあり、また少しでも多くの人に痔にまつわる確かな情報を伝えたいという思いから、新たに診療所のブログとして情報発信をすることにしました。

あまり語られることのないお尻の悩み解決の助けになるようなブログになれば嬉しいです。

当院は関西で一番古い肛門科

当院は1912年に創立された、現存する関西で最古の肛門専門病院です。

今年で107年目の春を迎えました。

創立時から痔の治療を専門に、肛門専門施設として変わらぬ理念のもと患者さんと真摯に向き合い、現在に至っています。

今でも時折、約60年前に大阪肛門病院で手術を受けた患者さんがひょっこり来られることもあり、先人の軌跡を患者さんのお尻を通して見させて頂く貴重な機会にも恵まれています。

長く続いている施設だからこそ受け継がれている知識と技術、理念があります。

肛門科専門医を認定する唯一の学会、日本大腸肛門病学会は、初代院長の佐々木惟朝が立ち上げたという記録が残っています。

大阪肛門病院が設立された1912年は日本でグレゴリオ暦が始まった年。

1月には中華民国が成立、4月にタイタニック号が沈没、7月に明治天皇が崩御、など歴史的にも大きな出来事が起こった年。

大きな時代の変わり目に、どんな思いで病院を設立したのでしょうか。

そして設立後も怒濤の時代を生き延びてきました。

設立の2年後の1914年から1918年は人類史上最初の世界大戦である第一次世界大戦、そして1939年から1945年には第二次世界大戦が勃発。

戦争を経て生き残った病院。

特に第二次世界大戦末期の大阪大空襲では大阪市は焦土と化し、そんな中、大阪肛門病院の建物は奇跡的に残ったそうです。(現在の診療所の建物は3代目の建物です。)

 

たまたま、ただの偶然で残ったにしても、奇跡としか言いようがありません。

何か目に見えない力が働いている

脈々と受け継がれてきたものを感じずにはいられないのは私だけでしょうか。


↑現在の天満橋駅周辺の様子

 

手術・注射療法・腐食療法など痔の治療にも流行廃りがある

昔のカルテや設立当初の学会誌を見ていると、痔の治療の変遷がよく分かります。

手術にも様々な術式があり、時代と共に標準術式と呼ばれるものが変化しています。

手術に変わって注射療法腐食療法が流行った時期もあるようです。

現在のジオン注射(ALTA療法)とよく似ていますね。

それらがどういうわけか廃れるのですが、その背景には後遺症など色々理由があったようです。

治療後すぐに分かる合併症や後遺症だけでなく、随分たってから分かる後遺症もあり、今では「やってはいけない手術」とされている術式(ホワイトヘッド手術)まで存在します。

結局、その治療が良いのか悪いのか、正しいのか間違っているのかは歴史が証明するのかもしれません。

日本の肛門科の歴史を見てきた肛門病院。

どんなに時代が変わろうとも
どんな治療法が流行ろうとも
大切な原理原則は変わらないはず。

そこが変わらないから、こうして生き残っているような気がします。

 

私たちに何が出来るのか?

私たちにしか出来ないことは何なのか?

私たちは何を求められているのか?

私たちの役目は何なのか?

 

自問自答しながら大阪肛門病院を継承して21年間、やって参りました。

大阪肛門病院から大阪肛門科診療所へ名称変更する際も先祖に思いをはせ、とても悩みました。

私たちの一存で決めていいのか、随分悩み考えました。

それは私たちの先祖も同じこと。

国民皆保険制度が始まって健康保険を取り扱う医療機関になるかどうかも迷ったことでしょう。

そして保険診療をやめて自由診療にする決断も勇気が必要だったと思います。

今だからこそ言えますが、英断であったと思います。

自由診療でなければ、肛門専門病院という専門性を放棄し、とっくに潰れていたと思います。

これから100年、当院が生き残るかどうかは分かりません。

どうしたら目の前の患者さんの役立てるのか?救えるのか?

一人ひとりの患者さんの、一日いちにちの診療の積み重ねの結果が100年なのだと思います。

これからも大切に積み重ねていきたいと思います。

このブログが痔やお尻で悩める人の救いになれば幸いです。


日本アニマルセラピー協会認定
診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
これから「ラブ」も
ライターとしてブログに加わります🐶
どうぞお楽しみに!!

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