手術を覚悟して受診された患者さんのほとんどが手術をせずに改善しています

(2019年5月10日加筆修正)

「痔=手術」という認識があるようですが、手術が必要な痔は本当に少ないです。

当院の手術率は5%前後です。

大部分が手術をせずに完治もしくは改善します。

他の施設で手術と言われた患者さんでも、多くが手術をせずに治っています。

手術ありきの肛門医療が変われば嬉しいですね。

なぜなら患者さんはというと、手術を受けたがっていない、出来れば手術をせずに治したいと思っておられる方が多いわけですから。

だから手術が必要ないと言われると安心されます。

中には泣き崩れる患者さんまでおられます。

それくらい手術宣告は患者さんにとったら精神的な打撃となるようです。

手術以外に治す方法がないか・・・?

必死で調べて当院に辿り着いたという患者さんも多いです。

手術が必要ないと言われると安心する患者さんたち

 

手術が必要ないと分かると、とにかく安心されます。

痔の原因が便通だと判ると、もっと早く来ていたら酷くならずに治せたのに・・・と後悔される患者さんも多いですが、それでも、手術は必要無いと言われるだけでで心が落ち着くのです。

 

なかなか肛門科を受診できない理由の一つに「手術になるのが怖い」「すぐに切られるんじゃないか」という恐怖があるようです。

恥ずかしいという気持ちよりも手術される恐怖で肛門科を受診できないなんて・・・悲しすぎます。

「肛門科=手術」って思っている患者さんも多く、「なんで〜?!」と叫びたくなりました。

だって、手術が必要なケースって本当に本当に・・・少ないんですから💦

どうしてみんなそう思っちゃうんでしょう。。。

手術ありきの肛門医療も確かに存在します。

手術件数が医療機関の実力を表すみたいな報道の仕方もおかしいと思いますしね。

それって、どれだけ患者さんのお尻、切ってるんだ?っていう指標でもあり、手術件数が多いということは、そこを受診したら手術をされる確率が高いってことなのに・・・。

私が患者の立場だったら怖くて行けないかも・・・。

ちょっと考えれば分かることなんですけどね。

最近は患者さんも賢くなっていて、ちゃんと情報を調べ、ご自分で考え選んで医療機関を受診されますし、一つの医療機関だけで結論を出さず、セカンドオピニオンで色々なクリニックを受診されている人も多いです。

そうすることで混乱して何を信じたらいいのか分からなくなってしまっている人もいますが、混乱すべきだと思うんです。

いや、混乱して下さい。

だって大切な自分の体(おしり)のことですから。

簡単に、ほいほい傷付けていいのでしょうか?

そこでうまくいかなかったら、取り返しの付かないことになったら後悔しませんか?

もっと手術に対して慎重になるべきだと私たちは思います。

患者さんも医師も・・・。

正解は一つじゃないし、正解は一人一人違うと思うんです。

あなたにとっての正解を探して下さい。

必要の無い手術を受けると思わぬ後遺症で悩むこともありますから。。。

Amebaブログ「みのり先生の診察室」でバズった記事を是非読んで頂きたいです↓

必要のない手術を受けた人の後遺症

(Amebaブログ「みのり先生の診察室」のブログ内で記事を検索してみて下さい)

手術が必要な脱肛でも、便通を直すと脱肛しなくなることもある

 

20年前から脱肛があったという患者さん。

10年前から有名な通販の高価な痔の薬を使っておられました。

新聞広告には「痔は治る」と書いてありますが、この患者さんに限らず、いぼ痔(脱肛・痔核)は薬で無くなりません。

だんだんいぼ痔(痔核)が大きくなってきて、中に押し込むのも戻しにくくなってきたそうです。

幸い、痛みや出血などの症状は無かったので、便通を直していぼ(痔核)が少しでも戻しやすくなったらいいなぁと思って治療しました。

もちろん、高価な通販の薬は止めてもらいました。

効かないし要らない・・・

っていうか、害になってる人も多いし😓

そしたら・・・

2週間後に来られた時には

全然いぼが出ない!すごい!

と感動されてました。

ただ便通を直しただけです。
痔の薬は何も使っていません。

それだけで痔核(いぼ痔)が出てこなくなったんです!

こういうことは当院では多いです。

もちろん痔核(いぼ痔)は無くなっていません。

診察すると、ちゃんと中にあります。

肛門に溜まっていた便をちゃんと出すようにしたら、便の重みと圧迫が無くなり、お尻が軽くなります。

これ、患者さんから結構言われます。

お尻が軽くなったって。

今まで便が溜まっていた肛門が空っぽになったので、いぼ痔(痔核)の収納スペースが出来、ちゃんと中に納まるようになったみたいです😓

手術治療しか治す方法がないと言われた脱肛でも、こうして便通を直すことにより、痛みや出血、脱出症状まで改善して、痔は無くならないけど、これならうまく付き合って行けるという状態まで持っていくことは出来ることもあるんです。

だから手術って言われてもあきらめず、一度、便通を直してみて下さい。

それだけで劇的に変わるかもしれません。


診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
手前がラブです
いつも外来で多くの患者さんを癒しています

,
1 いいね 7 件のいいね
Loading...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加