酸化マグネシウムを止めたら便通が良くなったという人、本当に多いです

(2018年10月12日加筆修正)

実は患者さんの誰よりも便秘がひどく、なかなか自力排便がない大阪肛門科診療所 肛門科女医の佐々木みのりです。

便通に良かれと思って飲んでいる下剤が、もしかして便秘の原因かもしれない

って言われると、えっ?って思うでしょう?

でも本当にそういうケース多いんです😓

特に多いのが酸化マグネシウム系の緩下剤。

マグミットマグラックスなどの錠剤や、市販薬にも酸化マグネシウム系の薬もありますし、胃腸薬にも配合されていることがありますので、入っていると知らずに飲んでいる人も多いです。

この酸化マグネシウム、大腸を刺激しないので依存性・習慣性がなく、副作用もほとんどなく安全性が高いため、下剤のファーストチョイスとして使われることが多いです。

でもね、この酸化マグネシウム、「便を出す」薬じゃなくて「やわらかい便を作る」薬なんですよ。

だから、ちゃんと腸が動いてるけど硬い便が作られる人にはすごくいい感じで効きます。

でも、出口(肛門)には効きませんから、これを飲んだからってスッキリ便が出るわけではありません。

どんな飲み薬も便の製造運搬に効きます。

つまり良い便を作って出口まで送り届けるところまでは出来ますが、送り届けられた便を排出する過程には下剤は効きません。

だから下剤を飲んで毎日便を出しているのに、スッキリ出ずに中に便が残って痔になってるんです。

おなか(腸)と出口(肛門)、分けて考えて下さいね!

酸化マグネシウムをやめたら痔が良くなった

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みのり先生に会えて良かった。

診察してもらえて良かった。

車で片道500Km弱。6時間程

移動だけでも数万円かかり。。。

何度も計画し、あきらめを繰り返し、やっと叶いました

みのり先生はブログと写真での私的イメージとは違ってましたが(笑)

先生に診てもらって、原因は自分だと言うこと、改善も自分だということが分かりました。

ずっとモヤモヤイジイジしてましたが、ケアしながら、一生、運命共同体として付き合って行こうと、受け入れることが出来ました。

(本心は消えて無くなって欲しいけど・・・まだまだ覚悟が出来てなーい(笑))

もっと近ければ先生のとこに毎日でも通い、マッサージしてもらいたいぐらいです。

しかしそうも行かず。。。

先生のブログは何度も何度も読みました。

でも、それでは足りません!!
(離れてるだけに不安で)

先生の疑問・質問・不安への返答とかの辞典などがあればいいのに。

また先生に診察してもらう為に、今後コツコツと「みのり先生貯金」を始めます。

先生!! 本当にありがとうございました。

また来られた時にはよろしくお願いします。

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遠方から車で時間をかけて来られた患者さんでした。

3ヶ月前くらいからいぼのようなものが出て来て歩行も困難なくらいだったそうです。

そのいぼが大きくなってきて近所の病院を受診。

押しこんだ方がいいと言われたので押し込んでいたそうですが、押し込んだ方が痛かったそうです。

しかも便が下りてきたのを痛みで感じるほど・・・

やわらかい便の時の方がおしりが痛かったようで・・・。

お腹にガスが溜まってるのに便は出ず、ガスだけしか出ない・・・

酸化マグネシウムを飲んでいるため軟便をチョロチョロ出しているような感じの便通でした。

軟便ばかり出しているせいでしょうか。

肛門が狭くなってしまっていました。

狭くなると「切れやすい肛門」になるため、ちょっとした便でも切れて痛みを伴うようになってしまいます。

おそらく「押し込んでも入らないもの」「押し込むと痛いもの」は「見張りイボ」だった可能性が高いです。

専門外の先生だったので脱肛と見張りイボの区別が出来なかったのかもしれません。

いずれにしても、押し込むべきかどうかは診察しないと分からないのですが、患者さん自身が楽な方を選んでもらったらいいと思います。

それにしても私のブログと写真のイメージと違うというのはどう言う意味なんだろう・・・?(笑)

また遠方の人は大阪弁にビックリするみたいで・・・😅

しゃべりが漫才師みたいとよく言われる私です(笑)

「みのり先生貯金」には涙が出そうになりました。

遠方の患者さんが多いのですが、きっとこの患者さんだけでなく、皆さん、交通費と治療費をコツコツと貯めてから来られているんだと思います。

その期待に応えられるよう、価格に見合った診療を提供出来るよう頑張りますね!

またお会いできるのを楽しみにしてますよ😊

きっとこのブログも読んで下さってますよね。

遠く離れていても一人一人の患者さんの心配をいつもしています。

お尻のことを忘れて快適に過ごせていますように。。。

お尻の治療を通して患者さんの人生が好転することを願っています。

ここに来たら元気になる
先生に会ったら明るくなれる

そんなパワースポットのような場所になれるといいな。

酸化マグネシウムをやめたら便通が良くなった

結局、この患者さんのその後ですが、2〜3週間後の再診の時には切れ痔(裂肛)は治っていました。

ずっと飲んできた酸化マグネシウムなしでもちゃんと便は出るし、痛みも腫れもなくなり、とても快適に過ごせると喜んでおられました。

ただ肛門が狭いのは残っていました。

でも手術するほど狭くないし、便も苦痛なく出せるし、このまま便通の管理をして、しっかりと肛門マッサージを続けてもらうことにしました。

他の施設で手術と言われた肛門狭窄の人でも、便通を直して肛門マッサージをするだけで良くなる人が多いです。

手術でしか治せない痔は本当に一握り。

それにね、手術しても切れない肛門を作ることは出来ないので、結局、便通を直さなければ何度でも切れ痔を繰り返して、また狭い肛門になってしまうんですよ。

ずっとそれを繰り返して何度も手術を受けている人もいますが、何度手術しても同じ事です。

根本治療は痔の原因となった便通や排泄習慣を直すことなんですよ。

必要のない下剤を飲んでいる人が多い

この患者さんのように、便秘だから下剤を飲まないといけない・・・と思い込んで、毎日飲んでいる人が多いです。

でも、実は肛門にトラブルを抱えている人って下剤が必要ない人が多いです。

便の製造と運搬はうまくいってるけど、出口の排出でつまずいているケースが多いからです。

腸はちゃんと動いて良い便を作って肛門まで送り届けてくれているのに、その送り届けられた便を全部ちゃんと排出出来てないから肛門にトラブルが発生してるんです。

なのに腸に効く下剤を飲むから、おかしなことになるんですよね。

酸化マグネシウムを飲むと

お腹が張る

何度も何度も軟便が出て、いつ終わりなのか分からない

スッキリ感がない

と言われる患者さんが多いです。

必要のない人が飲むと、軟便になり、何度もトイレに行くことになります。

また酸化マグネシウムを飲むと「ねちょっとした便」になるため、スッキリ出ずに中に残りやすくなります。

実際に酸化マグネシウムを止めたら便通が良くなって、スッキリ排泄できるようになったという患者さんが多いです。

便通の治療に下剤を処方することが多いだけに、困っている患者さんもたくさんいるんでしょうね。。。

便が停滞している場所は「おなか(腸)」なのか「出口(肛門)」なのか、どっちなのかで治療が違ってくるんですよね。

問題は「出口(肛門)」にあるのに「おなか(腸)」に効く下剤を飲んでるから調子が悪くなるんですよ。

特に痔になってる人は「出口(肛門)」に便があるので、それをちゃんと排出する治療をすべきだと私たちは考えています。

下剤が必要な人ってそんなに多くないです。

あなたは必要のない下剤を飲み続けてませんか?

その下剤、本当に必要ですか?


診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾
ラブは便秘しませんね〜🐶
毎日必ず排便があります💩
うらやましい

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